「発見伝~みんなのアンテナ~」 第4回

ツーセルの社内で週に1度行われている朝礼には、社員が日々の生活の中で見つけた“発見”や“気付き”を発表する場が設けられています。『価値創造会社』ツーセルの社員として、日頃から何かに“気付く”ことや“発見する”ことへの意識をもって生活してもらうため、毎週欠かさず行われています。

 

このコーナーでは、「当社の雰囲気をみなさんにも感じてもらいたい」という思いから、当社の社員たちが見つけた“発見”や“気付き”を紹介します。

 

第4回目は、あるテニス選手の身に起きた「食物不耐症」という疾患についてのお話です。

 

“食物不耐症とは、食品中の特定の成分を消化・代謝できないことによって、倦怠感や頭痛など、いくつかの不利益な症状を引き起こす症状のことです。食物アレルギーと似ていますが、これとは異なる現象で、最大の違いは、体を守るための免疫反応が関与していない点です。

私は、セルビア出身のテニス選手であるノバク・ジョコビッチ選手の著書を読んで、この疾患について知りました。同選手は、ウィンブルドン選手権で優勝経験があるトップアスリートですが、試合中に突然調子を崩すなど、原因不明の体調不良に悩まされていたそうです。彼は、医師からグルテンに対する食物不耐症の可能性を指摘されましたが、幼少期からグルテン含有量の高いピザを日常的に食べてきたこともあり、にわかには信じられなかったそうです。ところが、一定期間グルテンを摂取しなかったところ、体調が劇的に改善したため、食物不耐症を認めたそうです。

グルテンは、パスタ、ケーキ、お好み焼き、カレールーなど、ありとあらゆる食品に含まれるため、完全に除去した食事はむずかしいです。しかし、私自身も、ここ3年ぐらいの間、グルテンを多く含む小麦粉の摂取を控えるような食事に切り替えたことで、花粉症が軽減し、風邪をひきにくくなるというメリットが生じています。

体質改善を考える際に多くの人は、ビタミン類などのサプリメントのように、不足した成分を足すことを考えますが、一方で、食事の中に体に合わない成分があり得るため、その成分を引いて健康になる方法もあるのではないかと考えています。”

 

私は「食物不耐症」という言葉を初めて聞きました。ノバク・ジョコビッチ選手は、今年の全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンで優勝をしています。かつて体調不良だったとは思えない好成績ですね。発表者自身も花粉症が軽減するなど、毎日当たり前に行っている「食事」を見直すきっかけになりそうなお話でした。しかし、日頃食べていた物が食べられなくなるというのは、食いしん坊な私にはちょっとむずかしそうだと思いました。

記事作成:Y