「発見伝~みんなのアンテナ~」第24回

ツーセルの社内で週に一度行われている朝礼には、社長を含む全役職員が日々の生活の中で見つけた“発見”や“気付き”を発表する場が設けられています。『価値創造会社』ツーセルの社員として、日頃から何かに“気付く”ことや“発見する”ことへの意識をもって生活してもらうため、毎週欠かさず行われています。

 

このコーナーでは、「当社の雰囲気をみなさんにも感じてもらいたい。」という思いから、当社の社長を含む全役職員たちが見つけた“発見”や“気付き”を紹介します。

 

第24回は「缶詰と栄養、数字の意味」の話題です。

 

【缶詰と栄養、数字の意味】について

健康に良い成分としてDHAやEPAが知られている。これらを多く含む食品として青魚があり、鯖缶や鰯缶のような青魚を加工したものからも手軽に摂取できることを知った。

多くの種類の青魚の缶詰が店頭に並んでおり、DHAやEPAをより多く含むものを選ぶため缶詰の成分表示を見ると、ほとんどの缶詰で数値の下に推定値と記載されていた。なぜ推定値なのか調べると、栄養成分が製造場所や製造時期によって変動することがあり、製造時の一定の誤差範囲である ±20%以内に収まらない可能性がある場合に、推定値や目安として表示されている、ということであった

季節によってもDHAやEPAの含有量に差があり、青魚が脂肪を蓄える秋から冬がもっとも高いそうである。缶詰の賞味期限はだいたい3年に設定されるので、賞味期限の月表示を見れば、水揚げされた時期が旬の秋から冬なのかを見分けることができる。

数値などに疑問を持ち意味を調べることで、より適切に栄養成分の含有量を知ることができた。何故その数値になっているのかと興味を持つことが大事だと思った。

 

今回の発見を聞いて缶詰食品の栄養について興味を持ち私も調べてみたところ、特に魚類の缶詰では圧力鍋での調理となるので骨まで食べることができ、カルシウムやビタミンD等をより多く摂取することが出来るとのことでした。私は何故か「缶詰は栄養価が低い」と思い込んでいたので、このことに、大変驚きました。

 数値の意味を考えることは非常に重要です。特にその数値が一次情報ではない場合、算出者のバイアス等について留意する必要があったり、算出方法が非開示であったりする場合があります。どのような数値であれ、数字を見る時は表示されている情報だけでなく、自身の知識と照らし合わせてその妥当性についても判断していけるようになりたいと思っています。

記事作成:T