「発見伝~みんなのアンテナ~」 第10回

ツーセルの社内で週に1度行われている朝礼には、社員が日々の生活の中で見つけた“発見”や“気付き”を発表する場が設けられています。『価値創造会社』ツーセルの社員として、日頃から何かに“気付く”ことや“発見する”ことへの意識をもって生活してもらうため、毎週欠かさず行われています。

 

 

このコーナーでは、「当社の雰囲気をみなさんにも感じてもらいたい」という思いから、当社の社員たちが見つけた“発見”や“気付き”を紹介します。

 

 

第10回目は、「広島カープの優勝から見えた意識改革」についての話題を紹介します。

 

 

広島カープがセ・リーグで優勝した背景には、ベテラン選手の奮闘や若手選手の成長があると言われているが、私が最も優勝に影響したと思ったことは監督の考え方や行動の変化である。昨年までの監督は内向的で、報道陣に対しての対応も良いとは言えず、選手について質問を受けても否定的な意見が多かった。これらの対応を家族にたしなめられ、またオーナーには叱咤激励されたことで、今年は試合に勝てば選手を褒め、負けた場合は自分が至らぬせいであると発言するなど、言動に変化が起きていた。このエピソードを受けて自分が若手社員であった頃を思い出した。当時は勤務態度が悪かったものの、同期社員より仕事で成果を上げていたために大した問題ではないと考えていたが、数年後には同期社員も自分と同様に成果を上げ始めた。その時、上司から言われたことは「勤務態度を改める」ことであった。実際に勤務態度を改めてみると、今まで見えなかったことが見え始め、仕事に対する考え方が「1人でするもの」から「人と一緒にするもの」へと変わっていった。そして、まわりと協調することが仕事の成果をあげることにつながった。人間は無意識に自己を正当化しようとするが、仕事で成果を出すためには、まず行動を変えていくことが必要なのではないかとカープの優勝を通じて改めて感じた。

 

私はスポーツに対する関心がほとんどありませんでしたが、広島に住み始めてからというもの、地域のいたるところで広島カープのグッズや、商業施設の応援垂れ幕、電光掲示板等を見ている内に、自然とスポーツニュースで広島カープの勝敗結果が気になり始めました。来シーズンはマツダスタジアムへ観戦に行ってみたいと思うほど、このカープ旋風は影響力がありました。

日常生活では、会社内外で様々な人とコミュニケーションを取ります。プロスポーツの監督と比べられませんが、自分の行動は良くも悪くも周りに影響を与えているということを認識して、こうありたい、こうしたいと思ったらまず行動を変えていこうと思った発見でした。

記事作成:Y