「発見伝~みんなのアンテナ~」 第19回

ツーセルの社内で週に一度行われている朝礼には、社長を含む全役職員が日々の生活の中で見つけた“発見”や“気付き”を発表する場が設けられています。『価値創造会社』ツーセルの社員として、日頃から何かに“気付く”ことや“発見する”ことへの意識をもって生活してもらうため、毎週欠かさず行われています。

 

このコーナーでは、「当社の雰囲気をみなさんにも感じてもらいたい。」という思いから、当社の社員たちが見つけた“発見”や“気付き”を紹介します。

 

第19回は、「他者を通じて学んだこと」についての話題です。

 

【他者を通じて学んだこと】

私は去年から仕事の傍ら大学院に通っており、この四月で一年になる。大学の中での発見を紹介したい。

私は、経営学修士のコースを専攻しており、会計・ファイナンス・経営戦略等を学んでいる。先日、「リーダーシップをどう考えるか」という講義があった。リーダーシップについては、「責任感があり統率力を備え、あとは現場次第で要件が変わる」という自分なりの考えがあったが、紹介された複数の文献を読んでみると、「勤勉であること」「誠実さ」「決意を固めること」中には「定義できないものである」との記載もあり、自分の考えが浅いものであったことに気付かされた。さらに、同期生とのディスカッションでは、リーダーシップを「洞察力」「実現力」「愛」だとする意見が出た。これらの意見から、今はリーダーシップについて「ビジョンを持ち、それを共有し、粘り強く努力し続けること」であると考えている。

ディスカッションの場では、自分の意見を持って、かつそれを発言することが大事であり、両方行って初めて、周りの人がどのように考えているのか共有することができる。様々なものの見方や考えに触れることで、普段思い込んでいることを客観視し、深化させる機会となった。今回の学びをこれからに活かして頑張っていきたい。

 

今回の発見は、他者の意見や考えに触れることは、思い込みの払拭や視野を広げることに繋がるという内容でした。今回の発見を聞き、私はここ数年でものの見方が定まってきたなと思っていたのですが、柔軟な思考ができていないのかもしれないと反省しました。

ツーセルには、社会人院生として様々な研究室に所属し、学び続けている社員が複数います。講義の中で発見したことをフィードバックしてもらえる環境のありがたさを実感するとともに、自身も学び続ける姿勢を忘れてはならないなと改めて思いました。

また、視野を広げるためには、自身とは違った意見・視点を持つ人の考えに触れ、広範囲の知識をもつ必要があります。社員や身近な人との会話や、知識を得る機会を大切にしたいと思います。

記事作成:I