「発見伝~みんなのアンテナ~」 第14回
投稿日:2017.07.14
ツーセルの社内で週に1度行われている朝礼には、社員が日々の生活の中で見つけた“発見”や“気付き”を発表する場が設けられています。『価値創造会社』ツーセルの社員として、日頃から何かに“気付く”ことや“発見する”ことへの意識をもって生活してもらうため、毎週欠かさず行われています。
このコーナーでは、「当社の雰囲気をみなさんにも感じてもらいたい」という思いから、当社の社員たちが見つけた“発見”や“気付き”を紹介します。
第14回目は、「ソーシャルサポート」についての話題を紹介します。
【ソーシャルサポートについて】
家族の体調不良をきっかけに「ソーシャルサポート」という概念を知った。ソーシャルサポートとは、「社会的関係の中でやりとりされる支援」であり、健康の維持やストレスの緩和等の効果があると言われている。
私たちはこの世に誕生し、親から、兄弟姉妹から、友人から、学校から、会社から、家庭から「ソーシャルサポート」を受け続けることで、その時の課題を処理し、ストレスに負けないで過ごすことができている。
「ソーシャルサポート」は以下の4タイプに分類される。これらを見ると、うなずきや挨拶、研修を行うことも、「ソーシャルサポート」の一形態であると言える。
①情緒的サポート: 共感や愛情、好意的な評価の提供。
やる気を起こさせ情緒的に安定させることを目的とする。
傾聴する、励ます、慰める、等がこれに該当する。
②情報的サポート: 問題の解決に必要なアドバイスや、情報の提供。
問題解決の方法以外にも、問題を事前に回避するためのサポートがある。
③道具的サポート: 形のある物やサービスの提供。
共同で処理をする、金銭的サポートをする、人員を増やす、
効率化のための処置をする、等がこれに該当する。
④評価的サポート: 肯定的/公正な評価の提供。
仕事ぶりや業績を適切に評価するサポート。
自分が行ったことに対して周囲からも認められれば自己評価が高まる。
これは精神的な安定やモチベーションの向上につながる。
職場における「ソーシャルサポート」は、社員のストレス緩和だけでなく、仕事を通じた自己実現を後押しする等の役割も担うと言われ、上司や同僚のサポートが重要だと考えられている。
たとえ社内に「道具的サポート」が充実していたとしても、命令口調や、仏頂面で対応されれば、個人のメンタルヘルスに悪い影響を与えると思う。
当社には、経験や年齢の異なる様々な仲間が増えてきており、新入社員に業務を教えてもらうこともあり得る。また、情報の提供やアドバイスを求めたり、アドバイスを行う場面が多くみられるので、自分も入社日や年齢などにとらわれず、ソーシャルサポートの輪を広げていきたい。
「ソーシャルサポート」は、「思いやり・気配り」の延長線上にあるものではないでしょうか。仕事等の場で、複数のメンバーで物事を進めるためには、相互理解を重ねることが大切ですが、仕事に追われ、思いやりや気配りを忘れてしまうことがあるかもしれません。組織の中にいれば、どんなに優秀な人でも自分一人では仕事はできません。周りの皆さんを味方につけ、サポートを受けることこそ、よりよい仕事への近道ではないかと思います。当社も今まで以上に仲間で支え合うことができる職場を目指していきます。
K.S