「発見伝~みんなのアンテナ~」 第17回

ツーセルの社内で週に一度行われている朝礼には、社員が日々の生活の中で見つけた“発見”や“気付き”を発表する場が設けられています。『価値創造会社』ツーセルの社員として、日頃から何かに“気付く”ことや“発見する”ことへの意識をもって生活してもらうため、毎週欠かさず行われています。

 

このコーナーでは、「当社の雰囲気をみなさんにも感じてもらいたい」という思いから、当社の社員たちが見つけた“発見”や“気付き”を紹介します。

 

第17回は、「レクリエーション」に関する話題を紹介します。

 

【レクリエーションについて】

 前職で後期高齢者を対象とした健康イベントを行っていたので、その中で体験したことを紹介する。このイベントでは参加者である高齢者にわかりやすく楽しんでもらうために、様々な取り組みがされていた。例えば、脳年齢を測定する機械を導入する、健康クイズを行うなどといった内容であった。そのイベントの最後に1時間ほど、イベントの準備を手伝っていた女性が主役となりレクリエーションが行われた。このレクリエーションでは、機械などでは反応の見られなかった参加者からも笑顔を見ることができ、この時間が最も盛り上がっていた様子だった。その中で一番盛り上がったのは「ドジョウつかみ」というゲームで、参加者は彼女の合図によって、ゲーム相手の指をうまくつかむという内容だった。

 後で調べてみると、このゲームはレクリエーションの本に記載されていた。レクリエーションの種類は3種類あり、手拍子をあわせるなど体を使うもの、連想ゲームなど頭を使うもの、「ドジョウつかみ」のような絆を深めるものがある。この絆を深めるレクリエーションは手拍子や連想ゲームとは別枠とされており、相手に触れることが重要となっている。

 レクリエーションの組み立ての手順は9つある。①レクリエーションの目的の確認、②参加者の把握、③ゲームの選択、④内容のシミュレーション、⑤会場の配置、⑥準備物の確認、⑦安全面の最終確認、⑧スタッフも援助者から参加者になる、⑨主体が利用者であることを忘れないことである。これらはレクリエーションにとどまらず、日常生活や仕事にも適用できる考え方だと思った。

 

今回の発見は、レクリエーション活動の上手な方に接したことをきっかけにして、レクリエーションについて調べてみると、様々な手順で組み立てられており、それらのノウハウは他の場面でも応用できる考えであったという話題でした。

物事に取り組むにあたり、前もってポイントを押さえていることは非常に有利になる場合があります。またこのようなノウハウの蓄積によって、品質の高い活動ができるようになります。当社には今回のような経験を持つ社員や、地域での社会活動に取り組んでいる社員が在籍しており、役に立つ知識は他にもあるのだろうと思います。今年は仲間から新たな知識を教えてもらったり、業務以外の面からも刺激を受けたりしながら、公私ともに充実した一年にしていきたいと感じました。

記事作成:H