皆さんは「わらしべ長者」をご存知ですか?
道ばたで偶然手にした“わらしべ(藁)”が、物々交換を経て田畑付きの家に変わる。
「わらしべ長者」はそんなとてもラッキーな昔話です。
“わらしべジャック”は、
ジャックが、「ジャックと豆の木」の絵本をスタートに、「おすすめの本」と交換を重ねていくというコーナーです。おすすめ頂いた本が再生医療の発展をめざすジャック達の“気づき”のきっかけのひとつになり、将来の再生医療の実現と発展という大きな宝物に結びつくことを願っています。
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スタートは「ジャックと豆の木」の絵本です。 |
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ジャックは、さまざまな分野でご活躍の方と、“本”と“おすすめの本をご紹介していただくこと”をつぎつぎと交換していきます。 |
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交換後、ジャックはおすすめいただいた本を購入し拝読します。そしてその本を持って次に交換してもらうための交渉をはじめます。 |
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交換していただく“おすすめの本”は論文から絵本まで分野を問いません。 このホームページをご覧の皆様にジャックから交換の依頼がありましたら、ぜひご協力をお願いいたします。また、ぜひ交換したいという方がいらっしゃいましたらツーセルまでご連絡を下さい。 |
| ジャックと豆の木 作: リチャード・ウォーカー 絵: ニーアム・シャーキー 訳: 阿川 佐和子 出版社: ブロンズ新社 本体価格: \1,500 発行日: 2000年 ISBN: 489309193X |
ツーセルが偶然にも手にし、そして再生医療に関わる全ての人々をジャックと呼ぶきっかけとなった本です。 好奇心とチャレンジ精神をもって豆の木を登り、困難を乗り越え、幸せを手にするジャックの話は、再生医療実現のためにたくさんのハードルを乗り越え研究を重ねる研究者達につながると感じています。 |
■第28回 |
| ジャックが次に本を交換したのは JRA競走馬総合研究所 次長 楠瀬 良先生です。 楠瀬先生に交換してもらった本は・・・ |
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『思考する豚』 著者:ライアル・ワトソン |
著者は、東アフリカ
モザンビーク生まれのイギリスの生命科学者・動物学者です。生態学、植物学、心理学などたくさんの学位を取得し、ヨハネスブルグ動物園園長、英国国営放送のプロデューサー、ライフサイエンス財団理事などを歴任し、2008年6月に逝去されました。 魅力的な仮説を描き出す著作には、多くのベストセラーがあります。 |
| 楠瀬先生からの推薦コメント: 本書には、豚という動物の、内に秘められた知性、器用さ、愛らしさが、著者の幼いときの体験と種々の研究を渉猟して余すことなく書かれている。私が獣医学科の学生だった頃、豚舎の豚はいつも横になって寝てばかりいた。しかしあれは豚の適応力の高さを示す姿だったのだ。本書を一読、私は専門を馬から豚にかえて研究者人生をやりなおしてもよいとすら思った。 |
ジャックが次に本を交換したのは |
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『60歳で夢を見つけた 著者:増井 光子 |
著者は、日本の女性獣医師の草分け的存在で、日本で初のパンダの人工授精に携り、また、上野動物園で初の女性園長、よこはま動物園ズーラシア園長、兵庫県立コウノトリの郷公園長(非常勤)などの園長を歴任、2010年7月に逝去されました。60歳で騎乗のウルトラ・マラソン エンジュランスに取り組み、68歳でドバイ世界選手権出場をはたしました。 |
| 局先生からの推薦コメント: 筆者の増井光子先生はつい先日お亡くなりになりました。馬のエンジュランス競技という、マラソン競技に似たスポーツがあるのですが、筆者は晩年に人馬一体となって山野を駆け巡るこの競技に魅せられ、お亡くなりになったのも、まさに海外での競技中に馬上でのことだったと窺っています。 エンジュランス競技がどういう世界なのか、リアルにわかりますし、動物園園長でもあった筆者の馬に対する動物学的な視点や温かいまなざし、馬をめぐる人間模様、獣医の活躍など読んでいて飽きないものがあります。ご高齢になられても現役のライダーのまま人生を全うされたそのすがすがしさには感銘を受けます。いつも背中にリュックを背負って電車にも乗らずマラソンで遠くから私の研究室を訪ねていらっしゃった頃の先生のお元気なお姿が思い出されます。 |
ジャックが次に本を交換したのは |
| 『ハチはなぜ大量死したのか』 著者:ローワン・ジェイコブセン |
蜂群崩壊症候群(CCD)と名付けられた、北半球に生息するミツバチの 4分の1が死骸も残さず姿を消した現象について、さまざまな角度から紹介し、原因を広い視点で考え議論・追及し、科学的調査の限界、経済的国際化や近代化、健康、環境の問題などが示唆されています。ミツバチをはじめとする昆虫と植物の共生や、ミツバチの生態なども詳しく解説されています。 |
| 柘植 先生からの推薦コメント: 2月にNHKでミツバチの減少に関する番組が報道されたのですが、金曜日の15時ごろの放送であったため、私は見ることができず、残念に思っておりました。数日後、番組制作に携わった友人が高校時代の同級生で構成しているグループメールの中で本書を紹介しており、興味本位に手に取りました。普段、何気なく手に取る食物の多くは、ミツバチの媒介に頼り、食卓を満たしてくれていたことを再認識させられました。その一方で、ミツバチ減少の原因究明へのアプローチは、日常の診療とオーバーラップし、検査データに頼りがちな日常診療で、起こっている現象(患者さんの症状など)を注意深く観察することの重要性を改めて感じさせられました。 |
中部大学 |
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著 者:トーマス・クーン |
著者のトーマス・クーンはアメリカの科学史家・科学哲学者です。1996年6月に73歳で没しています。本書は、1962年に初版が発行され、これまでに約半世紀にわたって19の言語に翻訳されて長く広く読まれています。 |
| 禹 先生からの推薦コメント: 様々な分野で問題解決にはパラダイム転換が必要であると言われている。パラダイムとは、トーマス・クーンがこの本で初めて提唱した概念で、科学者集団の前提或いは仮説である。科学革命は知識の連続的進歩ではなくパラダイムの転換によって起こるとされ、その典型的な例が天動説から地動説への転換である。 最近、その概念が拡大解釈され、「考えの枠組み」や「世界観」の意味合いでも使われている。科学だけではなく、世界観確立においてとても有用な教養図書。 |
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